YOっちゃんの投資備忘録

メイン投資家+副業でフリーランスの仕事。ファンダメンタルを考慮した長期投資はセンスが無いため、短期の逆張りスイングメイン。ほぼ完全にシステムトレードに乗ってます。

コロプラQ赤字を見て(-0.3%)

本日のMyPFはHANATOURの下げなどもあり微減の-0.3%で着地。
さてさて今日も決算発表が大量にあったが、印象的だったのはコロプラのQ赤字転落。
当然のようにPTSでは本日終値比でかなりのマイナスで取引されている。
とある上場企業でSPゲーム事業の事業戦略考えるマネージャだったワイから言わせると、
市場自体は下記のような構造となっている
1.基本SPゲームは出してみないと当たるかどうかわからない博打の世界
 (※ただしクオリティが低する場合ん「絶対当たらない」というものはわかる)
2.ヒットタイトルで収益を稼ぎ出し、残りの8~9割のノンヒットタイトルの開発コストを賄うP/Lになる
3.タイトルごとの売上ピークはリリース直後ないし1年以内くらいに迎える。それ以降のフェーズはただひたすら垂れていく
 (※プレーヤー目線で1つのゲームを数年間遊び続ける可能性は極めて低いことを考えると致し方ない)
4.SPゲーム黎明期はパズドラ・モンストのように大ヒットで圧倒的ユーザーを獲得できる余地があったが、
  レッドオーシャン化して以降はパズドラ・モンスト級のヒットを出せる確率は下がっている
  (※昔(2010-2012頃)は個人で開発したミニゲームでも流行り得たが、
    現時点ではユーザーの目が肥え、選択肢が増えたことで 
    一定以上クオリティのタイトルしかヒットし得なくなっている)
以上を踏まえると、ヒットが出たときだけ一気に利益が激増して、大半の時間が利益逓減を辿るのは仕方ないんですのう。
もちろん、コロプラも赤字回避することだけを目的とするならコスト削減でいくらでも出来ていたはず。
ただ、それをすると未来の開発パイプラインのヒットの確率を下げるだけなんだよねー。
他方で我々投資家はQごとに利益が激減したり赤字化したりするボラティリティは嫌うもの(※特損など説明が付く要因を除く)。
そしてゲーム市場自体が頭打っている以上は、新たなデバイス等が出てきた市場が大きく生まれ変わらない限り(★)、
ゼロサムに近い長期間マイナスなゲームをやってるだけなんですよね。
つまり★の部分が描けていない以上は、長期投資するには不向きなセクターなんですわ。
いやもちろん短期でうまく取れる人は大いに儲けてるのかも知れないけど、上記のような理由で金のならない木なんですわよw
<現物>
 取引なし
<信用>
 取引なし
本日PF損益 -0.3%(前月末比:+0.2%、前年末比:+0.2%)